クラミジアは、日本で最も多い性感染症(STD)とされています。
特に10代後半から30代の若い世代に多く見られます。
原因菌は性器だけでなく喉にも感染し、無症状のまま気づかずにパートナーへ感染させてしまうことも少なくありません。
クラミジア感染症は、「クラミジア・トラコマティス」という細菌によって引き起こされる性感染症です。
性行為などの粘膜接触によって感染します。
挿入だけでなく、ディープキスやオーラルセックス(フェラチオ・クンニリングスなど)でも感染する場合があります。
1回の性行為による感染率は30%〜50%と非常に高くなっています。
一方で、トイレの便座や入浴などの間接的な接触では感染しません。
感染部位は尿道、喉(咽頭)、直腸、目、女性では膣や子宮頸管などです。
男性では排尿時の違和感や痛み、透明な分泌液が出るなどの症状が見られます。
女性ではおりものの異常や不正出血などで気づくこともありますが、多くは無症状のまま進行します。
感染から症状が現れるまでの潜伏期間は1〜3週間程度とされていますが、個人差があります。
感染者の半数以上が無症状といわれており、気づかないうちに感染を放置してしまうケースもあります。
※女性では70〜80%が無症状のまま進行するといわれています。
初期症状が軽いため放置されやすいですが、治療をしないままにすると、合併症を起こすことがあります。
また、クラミジア感染によりHIV(エイズウイルス)への感染リスクが高まることが知られています。
炎症により粘膜が傷つきやすくなるため、他の性感染症にもかかりやすくなります。
クラミジアは、感染した部位によって検査方法が異なります。
当院では、感染の可能性に応じて以下の検査を行います。
※正確な結果のため、生理中の検査は避けてください。
クラミジア感染症は、抗菌薬(抗生物質)による治療が基本です。
自然に治ることはほとんどないため、医師の指示に従い服薬を行うことが大切です。
治療後は、服薬終了からおよそ3週間後に再検査を行い、陰性が確認されれば治療完了となります。
パートナーにも同時に検査・治療を行うことで、再感染(ピンポン感染)を防ぐことができます。
クラミジアは無症状感染が多いため、定期的な検査を受けることが重要です。
当院では、プライバシーに配慮した環境で検査・治療を行っています。