クイックチェッククリニック

膣トリコモナス症

トリコモナス感染症とは

トリコモナスは、細菌やウイルスとは異なる「原虫(げんちゅう)」という単細胞の生き物が、人の体内で増殖することで起こる感染症です。

主な感染経路は性行為による接触感染です。
男性では前立腺・精のう・尿道、女性では膣や子宮頸管、膀胱、尿道に寄生します。

1回の性行為で感染する確率が高いため、パートナーと同時に治療を行うことが大切です。

【男女の違い】
男性: 無症状のことが多く、知らないうちにパートナーへ感染させてしまう場合があります。
女性: 陰部の強いかゆみや、悪臭を伴うおりものの増加などの症状が出ることが多いです。

トリコモナス感染症のイメージ画像

トリコモナス感染症の主な症状

潜伏期間は約10日程度で、感染後しばらくしてから症状が出る場合もあります。

女性の主な症状
  • 強い外陰部のかゆみや灼熱感
  • 排尿時や性交時の痛み
  • おりものの異常(泡立ち、黄色〜黄緑色、魚のような臭い)
  • 外陰部の赤みや腫れ

※放置すると、まれに妊娠中の合併症(早産・低出生体重児など)につながることがあるため、早期治療が重要です。

男性の主な症状
  • 多くは無症状
  • 尿道のかゆみ・違和感
  • 排尿時の痛みや軽度の膿
⚠️ ピンポン感染に注意
男性が無症状のままパートナーに感染を繰り返す「ピンポン感染」になりやすいのが特徴です。

トリコモナスの感染経路

主に性行為(膣性交・オーラルセックスなど)で感染します。
トリコモナス原虫は水中でも数時間は生きるため、理論上は以下のような経路も考えられます。

  • 感染者が使用した浴槽
  • タオルや下着の共有
  • 便座、浴槽

※ただし、これらによる感染は非常にまれであり、ほとんどが性行為によるものです。

トリコモナスの治療法

自然治癒することはないため、抗原虫薬による治療が必要です。
代表的な治療薬は メトロニダゾール(商品名:フラジール®) で、経口または膣剤として使用します。

  • 経口薬: 1回1錠(250mg)を1日2回、10日間服用
  • 女性で妊娠中の場合: 膣剤での治療を行う場合があります

症状がなくてもパートナーと同時に治療を行うことで、再感染(ピンポン感染)を防ぐことができます。

トリコモナスの検査方法

  • 男性: 尿検査
  • 女性: 膣分泌物検査

感染の可能性がある行為から24時間以上経過後であれば検査が可能です。
検査結果は通常、数日で判明します。

トリコモナス感染を防ぐために

  • 性交時にコンドームを使用する
  • パートナーの検査・治療を同時に行う
  • タオルや下着を共有しない
  • かゆみやおりものの異変がある場合は早めに受診する
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